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高森明勅
2020.7.8 06:00日々の出来事

ライブ+オンライン

高森稽古照今塾。
7月からは対面講義(ライブ)を復活する(11日)。
しかし、それだけではなく、Zoomを使った講義(オンライン)も
“同時平行”的にやる。

今回の新型コロナ騒動をきっかけに、高森稽古照塾(非公式の別名=爆笑!目からウロコ塾)は、ライブ+オンラインによる“ハイブリッド”型へと、「進化」することになった。勿論、これは私の手柄ではない。100%、塾運営サイドの発意と努力による。感謝。塾ではこれまで2回(5・6月)、Zoomによる双方向的な
オンライン講義を行った(大学の講義は私の場合、YouTube
による一方的なもの)。
これは貴重な体験になった。

ひたすらカメラの前に行儀よく座りながら
(ライブなら“行儀悪く”動き回る)、目の前にはいない若者達を
笑わせなければならない(何故かこれが最優先!)。
その上で、取り上げたテーマについて、彼らがこれまで知らなかった、
正確な知識と先端的な見方を、分かりやすく伝える必要がある
(こちらは二番手?)。
それで2時間、間延びしたりダレたりすることなく、受講者全員に、
集中力と適度な緊張感を維持させなければならない。
これは案外、簡単ではない。
しかし、簡単ではないだけに、私自身にとって良い経験になった。

例によって、特別な準備は何もせず(カッコよく言えば日常不断
に準備中)、その場で自分の感覚が命じるままに、全力で新しい
やり方に挑戦した。

結果、少なくとも受講者の感想文を読む限り(勿論、お世辞が
混じるはずだから、ある程度は割り引いて受け取らねば
ならないだろうが)、特に大きな失敗ではなかったようだ。

何より、受講者の並々ならぬ“向学心の高さ”が有難い。
さて、初めてのハイブリッド講義は首尾よくやれるだろうか。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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